電話ケース → 全国47都道府県別に入浴習慣についての調査を実施 冬の悩みは「冷え」 “コロナ禍の正しい入浴法”とは!?

全国47都道府県別に入浴習慣についての調査を実施 冬の悩みは「冷え」 “コロナ禍の正しい入浴法”とは!?

今年も冬本番が近づいてきました。気温も低くなり冷えが気になる季節です。この度、健やかな暮らしを提案するリンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)は、入浴に関する意識を探るべく、入浴科学者・早坂信哉先生に監修いただき、全国47都道府県の20~60代の就業者男女計2,350名を対象に調査を実施しました。〈主な調査結果〉

早坂 信哉 先生東京都市大学人間科学部学部長・教授、医師、博士(医学)、温泉療法専門医。お風呂を医学的に研究している第一人者。「世界一受けたい授業」「ホンマでっか!?TV」など多数のメディアに出演。主な著書は『おうち時間を快適に過ごす 入浴は究極の疲労回復術』(山と溪谷社)、『最高の入浴法』(大和書房)、『入浴検定 公式テキスト お風呂の「正しい入り方」』 (日本入浴協会)など。冬の悩みは「冷え」と「肌の乾燥」自宅で冷えを感じる場所 「脱衣所・洗面室」、「浴室」、「トイレ」「脱衣所・洗面室」で冷えを感じやすいのは「山梨県」冬に悩む身体の困りごとを聞いたところ、約5割が「冷え」、続いて約4割が「肌の乾燥」と回答しました。都道府県別では「冷え」に悩む方の割合は、「岩手県」「山形県」「大阪府」が最も多く、反対に「秋田県」が最も少ない結果でした。Q1.あなたが、冬に悩む身体の困りごとは何ですか。 当てはまるものを全てお選びください。(複数回答 N=2,350)また、自宅で冷えを感じる場所を聞いたところ、回答者が多い順に「脱衣所・洗面室」、「浴室」、「トイレ」でした。都道府県別では「脱衣所・洗面室」の冷えを感じる方の割合は、約7割の「山梨県」が最も多く、続いて「島根県」「静岡県」でした。Q2.あなたが、自宅で冷えを感じる場所はどこですか。 当てはまるものを全てお選びください。(複数回答 N=2,350)【早坂先生コメント】約5割もの方が冷えに悩んでいることが明らかになりました。冷えは上手にお風呂に入れば解消できる悩みの1つですので、お風呂の活用が期待されます。東北で岩手、山形は冷えが多いのは納得ですが、秋田で冷えが少ないのが興味深い結果です。脱衣所・洗面室、浴室が冷えを感じる場所の上位を占めていました。いずれもヒートショックが起こりやすい場所と考えられます。安全な入浴には、まずこの2か所の冷えを感じないようにする工夫が必要であることが改めて分かった調査となりました。 コロナ禍で6割がストレス増 特に増えたのは「兵庫県」「群馬県」ストレス解消法は「睡眠・休息」「食事」「お風呂」コロナ禍でストレスが増えたか聞いたところ、約6割が増えたと回答しました。都道府県別では、約7割の「兵庫県」 が最も多く、続いて「群馬県」「鳥取県」でした。Q3.あなたは、コロナ禍(2020年2月~)でストレスが増えたと感じますか。(単一回答 N=2,350)また、ストレス解消法を聞いたところ、過半数の「十分な睡眠、休息をとる」が最も多く、続いて「美味しいのものを食べる」「お風呂に入る(入浴、またはシャワー)」でした。Q4.あなたのストレス解消法として、あてはまるものをすべてお選びください。 (複数回答 N=2,350)【早坂先生コメント】コロナ禍でストレスが増えたと診察室ではよく聞きますが、実際に今回の調査でもその実態が明らかになりました。感染に対する健康不安や、仕事の先行きへの経済的な不安など、ストレスが多い状態が慢性化していることによるものだと考えられます。県によっては7割以上の方がストレスを感じ、その対処法として、睡眠や休息、食事に次いで、お風呂に入ることが挙がってきました。お風呂は、ただ体を清潔にするだけでなく、外出しなくても手軽に行えるストレス対処法として改めてその価値が見直されてきたように感じます。 入浴科学者 早坂先生に「正しい入浴法」の理解度を確かめる簡易テストを作成いただきました。この機会に正しい入浴法を理解しているかチェックしてみましょう。「コロナ禍における入浴知識チェックテスト」に関して、早坂先生に解説いただきました。 【早坂先生コメント】チェックテストは何点だったでしょうか?コロナ禍で、自宅での長時間の作業をするなど、これまでなかった時間の過ごし方をすることが増えてきました。自宅にずっといると体を動かすことも減り、気分転換もできず、生活にメリハリがなくなってきます。お風呂を安全に、そして上手に使って、リモートワークでの疲れを取り、ストレスを解消して健康を維持していただきたいです。特に、入浴後は仕事をしないなど、仕事と休息の時間の切り替えにお風呂を使うとよいでしょう。 早坂先生監修 「コロナ禍における入浴知識チェックテスト」8問以上正解の「入浴優等生」は2割と少ない結果に正答率が最も低いのは「半身浴の方がデトックス効果が高い」 入浴知識を調べる全10問の簡易テスト「コロナ禍における入浴知識チェックテスト」を、早坂先生に作成いただきました。今回の調査の結果、約2割が8問以上正解の「入浴優等生」と判定されました。正答率が最も低い設問は「半身浴の方がデトックス効果が高い」、続いて「リモートワークや残業中の気分転換に入浴するとよい」「入浴前ではなく入浴後に水分補給した方が良い」でした。反対に、正答率が最も高い設問は「飲酒後できるだけ早く入浴するとアルコールが抜けて良い」でした。Q5.以下の項目の中から、正しいと思うものを全てお選びください。 (単一回答 N=2,350)【早坂先生コメント】マスクをしていて脱水に気づきにくいことや、普段よりもストレスが多いこと、リモートワークなど、コロナ禍特有の問題も含め、クイズにしました。飲酒後の入浴など、ほとんどの方が正解だった問題があった一方、多くの方が、半身浴がデトックス効果が高いと誤解していたことも分かりました。8問以上正解の「入浴優等生」は2割にとどまりました。ヒートショックは、急激な温度変化が体に及ぼす影響のことで、思わぬ事故を引き起こします。早坂先生監修の「ヒートショック予備軍チェックテスト」で日ごろの習慣をチェックしてみましょう。 5個以上のチェックでヒートショック予備軍の可能性あり!当てはまる項目が多いほど、ヒートショックを起こす可能性が高いと考えられます。1つでも当てはまる方は対策を始めましょう。【早坂先生コメント】コロナ禍で換気が励行されるなど、ヒートショック予防にとってこれまでにない問題も生じてきました。換気をするために屋内が寒くなりがちであったり、マスクをしているために喉の渇きに気づきにくく脱水になりやすいこと、外出を控えることで急速に体が衰弱してヒートショックが起こりやすくなってきていると考えられます。これまで以上にヒートショック予防に心がけましょう。早坂先生監修 「ヒートショック予備軍チェックテスト」5問以上にチェックがついた「ヒートショック予備軍」は6割ヒートショック予備軍が最も多いのは「大分県」、続いて「宮崎県」「千葉県」ヒートショックの危険度を調べる全12問の簡易テスト「ヒートショック予備軍チェックテスト」を、早坂先生に作成いただきました。今回の調査の結果、5問以上にチェックがついた「ヒートショック予備軍」は約6割と判定されました。 当てはまる方が最も多い設問は「浴槽の湯が冷めないようにフタをしている」、続いて「自宅の脱衣所や浴室に暖房設備がない」「冷たい水でよく手を洗う」でした。反対に、最も当てはまる方が少ない設問は「宅飲み時など飲酒後すぐに入浴することがある」でした。Q6.以下の項目の中から、あなたに当てはまるものを全てお選びください。 (単一回答 N=2,350) 【早坂先生コメント】意外な結果が出ました!ヒートショック予備軍が多いのは、大分、宮崎、千葉といずれも暖かい地域でした。しかし、九州であっても冬は脱衣所も冷えてヒートショックの危険があります。油断せず、入浴時は気を付けましょう。一方、和歌山はヒートショック予備群が最も少なく、長野、青森といった寒さの強い地域ではヒートショックへの備えができていることがうかがえました。 朝風呂派は1割 夜のシャワー派は2割お風呂への期待は「身体を清潔に保つ」「疲労解消」「身体を温める」シャワー派ランキング・お風呂好きランキング 1位は「沖縄県」お風呂の入り方について調査しました。その結果、朝のみお風呂に入る方は約1割、夜のお風呂でシャワーのみの方は約2割いることが判明しました。都道府県別では、シャワー派が最も多いのは「沖縄県」、続いて「鹿児島県」「東京都」でした。Q7.朝、夜、また朝と夜の両方の場合のお風呂の入り方を教えてください。(単一回答 N=2,350)また、お風呂に期待する効果を聞いたところ、「身体を清潔に保つ」に続いて「疲労解消」「身体を温める」が多い結果になりました。都道府県別でお風呂に入る回数が最も多いのは「沖縄県」、続いて「京都府」「宮崎県」「高知県」と いう結果になりました。Q8.あなたがお風呂に期待する効果を全て選択してください(複数回答 N=2,350)【早坂先生コメント】多くの方が夜お風呂につかっていることが分かりました。目的は身体の清潔が多いのですが、コロナ禍のためか、気分を落ち着かせるためや一人の時間を作るために入浴される方もいました。清潔維持のためには、泡で優しく洗うなど、正しい体の洗い方を意識するとよいでしょう。疲労回復や身体を温めるためには正しい入浴法の理解が大切です。沖縄県がシャワー率が高く、1日2回以上お風呂に入る方が多かったのは暑い気候が影響しているからかもしれません。 夜の熱風呂・長風呂に要注意41℃以上は4割 熱風呂はヒートショックの危険性あり20分以上の長風呂は3割夜と朝、それぞれの入浴の温度と時間を調査しました。最も多い夜の入浴温度は約4割の40℃、入浴時間は約3割の10分~14分でした。また、ヒートショックの危険性が高いとされる入浴温度41℃以上は約4割、20分以上の長風呂は約3割でした。 Q9.夜(または就寝前)の入浴時の湯船の温度設定を教 えてください。(単一回答 N=1,606)Q10.夜の入浴(湯船に浸かる)時間を教えてください。 (単一回答 N=1,606)Q11.朝(または起床後)の入浴時の湯船の温度設定を 教えてください。(単一回答 N=249) Q12.朝の入浴(湯船に浸かる)時間を教えてください。 (単一回答 N=249)【早坂先生コメント】基本の入浴法は、夜は40℃で10分程度全身浴がお勧めです。朝はしっかり入浴すると体温が上昇してその後眠気がきますので夜よりは短時間での入浴がお勧めです。20分以上の長風呂派も多くのぼせ(熱中症)に注意が必要です。長風呂は健康効果が期待できません。額に汗が出ていたら、一旦浴槽から出る、と覚えましょう。入浴温度が高いのは「千葉県」、入浴時間が長いのは「岡山県」「沖縄県」給湯器の機能の使用率 自動保温は4割、自動たし湯は2割都道府県別では、入浴温度が最も高いのは「千葉県」の40.9℃、入浴時間が最も長いのも「岡山県」「沖縄県」で 23.1分でした。

お風呂の設備・機能の使用状況について調査しました。その結果、約5割が自動湯はりを使用する一方で、自動お いだき・保温機能は約4割、自動たし湯は約2割と使用率が低いことが判明しました。 Q13. お風呂の設備・機能の使用状況を教えてください。 (単一回答 N=2,350)

【早坂先生コメント】必ずしも寒い地方が湯温が高い訳ではないことが分かり、全国どこでも湯温への留意が必要と感じました。一方湯温が高い千葉でも入浴平均温度が40℃代だったことはホッとしました。また、20分以上入浴している県も多くあり、のぼせ(浴室熱中症)が心配です。湯温や湯量を一定に保つことで快適な入浴ができます。給湯器の自動機能があれば、ぜひ活用したいですね。良い睡眠に理想的 「就寝90分前入浴」はわずか1割2割がお酒の酔いがさめる前にお風呂に入る在宅勤務者の4割はお風呂の後も仕事を続ける良い睡眠に理想的とされる就寝の90分前に入浴する方はわずか1割でした。ヒートショックの危険性が高い「お酒 の酔いがさめる前」にお風呂に入る方は約2割でした。Q14.就寝前に入浴される方にお伺いします。 入浴後から就寝まで(お風呂を出てからふとんに入るまで)の時間を教えてください。 (単一回答 N=1,606)Q15.あなたは、お酒の酔いがさめる前にお風呂に入ることはありますか。(単一回答 N=2,350)Q16.在宅勤務者に聞きます。夜(または就寝前)のお風呂に入った後も仕事を続けることはありますか。(単一回 答 N=501)Q17.在宅勤務者に聞きます。お風呂をきっかけに仕事を切り上げることはありますか。(単一回答 N=501)

【早坂先生コメント】良い睡眠に効果のあるお風呂ですが、タイミング的に残念な入り方をしている方がとても多く、理想の「就寝90分前入浴」を実行している人はわずかに1割でした。入浴時間を意識することで、もっと良い睡眠が取れます!飲酒後にお風呂に入る人は2割もいました。入浴する場合は、しっかり酔いがさめてからが良いです。また、入浴後に再度仕事をしてしまうと、生活にメリハリがなくなり、慢性的な睡眠不足やいつも疲労がたまっている状態になります。 コロナ生活も長くなってきました。お風呂を上手に仕事と休息のOn-Offのスイッチに使いましょう。エアコン暖房が7割 お風呂場を温めるのは3割危険な居間とお風呂場の温度差暖房器具と、お風呂の設備・機能の使用状況について調査しました。その結果、暖房の使用率はエアコンが約7割 と最も高い反面、浴室暖房乾燥機は約2割、脱衣所・洗面室暖房は約1割と低く、お風呂場の暖房が極端に低いことが判明しました。

Q18.暖房器具の使用状況を教えてください。 (単一回答 N=2,350)Q19. お風呂の設備・機能の使用状況を教えてください。 (単一回答 N=2,350)

また、入浴前の浴室・脱衣所を温めているか聞いたところ、約3割が何らかの方法で温めていました。温め方として最も多かったのは、約4割の浴室暖房乾燥機でした。 Q20.あなたは、お風呂の前に浴室・脱衣所をしっかり温めてい ますか。 (単一回答 N=2,350)Q21.前問で温めていると回答した方にお伺いします。 温め方と して当てはまるものをお選びください。 (複数回答 N=589)

【早坂先生コメント】今回の調査では、ヒートショックのことはある程度知識があっても、浴室・脱衣所を温めている人はわずかに4人に1人だけでした。浴室・脱衣室暖房の実行にはまだまだ壁が高いことが分かりました。リフォームの際は浴室暖房乾燥機の導入なども考えていただけるとよいですね。 「コロナ禍における入浴知識チェックテスト」の結果、「入浴優等生」は約2割に留まりました。コロナ禍におけ る正しい入浴法を入浴科学者の早坂先生に解説いただきました。

「ヒートショック予備軍チェックテスト」の結果、「ヒートショック予備軍」は約6割でした。コロナ禍のヒートショックについて、5つの落とし穴を入浴科学者の早坂先生に解説いただきました。

【調査概要】調査時期 :2021年10月30日~10月31日調査方法 :インターネット調査調査対象 :20~60代 就業者 男女 計2,350人(各都道府県50人ずつ)調査エリア :全国47都道府県※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【リンナイ調べ】とご明記ください。

全国47都道府県別に入浴習慣についての調査を実施 冬の悩みは「冷え」 “コロナ禍の正しい入浴法”とは!?

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