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ドライブ [2019.04.08 UP]

運転中にイヤホンを付けると違反になる?両耳・片耳でも違いがあるのか

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グーネット編集チーム

この記事の目次
  1. 運転中のイヤホンで両耳・片耳で違反になる・ならないの違いがあるのか?
  2. 運転中にイヤホンで電話したり音楽を聴いたりすることの危険性とは
  3. 運転中ハンズフリーイヤホンの使用は都道府県によって違いがある
  4. まとめ

時代の流れや嗜好により、常に世の中の価値観や生活スタイルは変化しています。スマホなどの通信機器や、携帯型オーディオに代表される音楽の聴き方もそのひとつです。もちろん、音楽の聴き方は人それぞれの自由であり、いつ、どのように音楽を聞くかは個人の裁量となり、明確な定義はありません。しかしながら、クルマを運転している最中は事情が異なります。クルマは扱いを間違えると走る凶器へと変わり、人々の人生を狂わせる道具にもなり兼ねないからです。ここではクルマを運転中にイヤホンを装着することで、どのような危険性が考えられるのでしょうか。また装着しているだけで違反とはならないのか。またその解釈について説明します。

運転中にイヤホンを使用すると違法・違反になる?どんな罰則が科せられる?

まず運転中のイヤホンの使用に関しての罰則規定について説明します。道路交通法 第70条(安全運転の意義)「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通および当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。」運転に支障をきたすことなく、安全運転を厳守することが定義されています。しかし、イヤホンの装着および使用が「直ちに安全運転を阻害する要因」になるかは明記されていません。また、神奈川県では2011年に道路交通法施行細則の改正を行い、一歩踏み込んだ条項が設けられています。神奈川県道路交通法施行細則第11条 第5号(運転者の遵守事項)「大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。」条文を読み解くと、イヤホンで音楽を聴く行為を規制しているのではなく、運転中にサイレンや警告、電車の踏切音などが聞こえないと、取り締まりの対象となると書かれています。結論としては、周囲の音が聞こえないような大音量でイヤホンを使用すると、道路交通法の「安全運転義務違反」の対象になり、罰則規定があると言うことになります。安全運転義務意違反に対する、科される罰則は以下となります。・反則金大型車(中型車を含む):7,000円、普通車:6,000円・基礎点数なし

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電子政府の総合窓口 e-Gov[イーガブ]_道路交通法

運転中のイヤホンで両耳・片耳で違反になる・ならないの違いがあるのか?

イヤホンと言ってもさまざまなタイプが市販されています。運転中に電話をするハンズフリーとしての用途では、片耳タイプものが主に使用され、加えて音楽を聴くのであれば、両耳タイプが使われるケースが多いでしょう。前述の通り、問題となるのは「周囲の音が聞こえない大音量」での使用であり、両耳・片耳を問うものではありません。そのため、両耳であろうと片耳であろうと、「周囲の音が聞こえない大音量」と判断された場合、違反となる可能性があります。

両耳にイヤホンをつけてクルマを運転するのは違反? ? WEB CARTOP

運転中にイヤホンで電話したり音楽を聴いたりすることの危険性とは

これはスピーカーを通して音楽を聴く場合も、まったく同じであると思われます。サイレンやクラクション、踏切の音に加え、警察官の指示が聞こえないような大音量で音楽を聴く行為や、スマホなどの通信機器を持って通話する行為が取り締まりの対象となることが大きなポイントです。運転中にイヤホンで電話したり、音楽を聴いたりして、周囲の音が聞こえないと、事故を誘発するばかりか交通の妨げにもなる可能性があります。本人にその気はなくとも運転に集中できないことを自覚すべきでしょう。

運転中ハンズフリーイヤホンの使用は都道府県によって違いがある

グーネット編集チーム

運転中のハンズフリーイヤホンの使用に関しては都道府県によって異なっています。現在では神奈川県をはじめ、全国のほとんどの都道府県において、イヤホンの使用に関する条例が出され、運転中のハンズフリーイヤホンの使用を禁止しています。条例を出している都道府県でハンズフリーイヤホンを装着していたら、停止を求められる可能性があること意味しています。もっともハンズフリーイヤホンは、使い方や利用方法に制限があるとの解釈が一般的であり、利用することが直ちに違反になる訳ではありません。個人差もありますが、ハンズフリーイヤホンを使用した通話でも、意識が会話に集中してしまう可能性が高く、各都道府県の現場警察官の判断に委ねられることを十分に認識しましょう。

まとめ

運転中の電話の通話は、ハンズフリーだから問題ないと言うことではなく、必要であればクルマを停車してから電話をかけるなど、留意することが安全運転に繋がります。また音楽もクルマのスピーカーを通して適量で楽しむことが重要なポイントです。本人は周囲の音が聞こえるから大丈夫と思っていても、道路交通法に明確な基準がない以上、罰則が科せられる可能性があるからです。確かに装着だけでは違反に問われることはでしょう。しかしながら、安全運転に対する意識を高め、運転中のイヤホンの利用を控えることをおすすめします。

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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