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POLK Audio "Don't despise" and "Reserve Series" is a powerful option for Hi -Fi Speakers

One day, an email arrives at the editorial department from audio critic Yoshio Ohara.The content was the newly introduced US Polk Audio speaker."I can't despise this speaker."A long -established brand that has been pursuing American Hi -Fi Sound since its birth in 1972.Japanese audio fans may still be aware of it, but the long history and passion for making speakers, and their own development approaches are certainly worth noting.The price setting is also attractive.Here, along with the company's latest series, "RESERVE Series", Yoshio Ohara will report the charm of the brand.

  Polk Audio“侮るなかれ”、「Reserveシリーズ」はハイファイスピーカーの強力な選択肢だ

Polk Audioのスピーカーシステム「RESERVE Series」 ※写真右からフロア型の「R700」(264,000円)、「R600」(206,800円)、「R500」(154,000円)※すべてベア、税込価格、カラーがブラウンとブラックがラインナップ●リーズナブルな価格で良質なスピーカーを追求、ポークオーディオの最新モデル懐かしい名前が日本市場に帰ってきた。90年代半ばにホームシアターを積極的に楽しんでいた人には馴染みのあるブランド、ポークオーディオである。この度同社がサウンドユナイテッド・グループの傘下となり、日本では昨年からD&Mがディストリビューションを行なっている。既にTV用サウンドバー2機種がリリースされているが、いよいよ本格的なコンポーネントスピーカー「リザーブ」シリーズが登場だ。ポークオーディオの創業メンバーたち。米国メリーランド州ボルチモアのジョンズ・ホプキンズ大学で出会い、マシュー・ポークを中心に1972年に創設。独創性に満ちた技術力とリーズナブルながら最高のスピーカーを作るという野心を抱き、既成概念への挑戦を開始する1972年に米メリーランド州ボルチモアにて設立されたポークオーディオは、約半世紀に渡って良質なスピーカーをリーズナブルな価格で提供する優良なオーディオメーカーとして、世界市場で支持され続けてきた。ここしばらくは日本で声を聞かなかったが、新たなテクノロジーと斬新なフィロソフィーを引っ提げて再び日本市場で勝負しようというわけだ。●中音域の放射特性に着目、タービンコーンが特徴的リザーブ・シリーズは、センター専用の横置きスピーカーやハイト・モジュール型などを含めた全9機種で構成される。今回はブックシェルフとフロア型5機種の中から3機種をチョイス、試聴した。共通したセールスポイントを含めて仕様の詳細を見ていこう。ブックシェルフ型は写真右が「R200」(103,400円)、左が「R100」(77,000円)※ともにベア、税込価格、カラーがブラウンとブラックとホワイトがラインナップ最も目を引くのがミッド、あるいはミッド/ウーファーとして採用されているユニットの振動板形状だ。コーン型に見えるが、摺り鉢状ではなく膨らんでいて、しかもフィンのような突起が数カ所設けられている。これは独自に開発された“タービンコーン”と呼ばれるもので、元々はフラグシップ機のレジェンド・シリーズのためにデザインされたもの。インジェクション成形による独自のフォームコアと、その突起部が渦を巻いたタービン状になっているのがポイントで、適度な剛性と内部損失を備えながら、人間の耳に敏感な中音域の放射特性に着目した設計とのこと。さらに最も大型の「R700」には、専用設計の8インチ径アルミニウム/ポリプロピレンコーン型ウーファーが2基マウントされている。トゥイーターも数十年に渡る研究成果によって開発されたオリジナルの1インチ・ピクナルリング・ラジエーター型。高域エネルギーの拡散性を改善するために精密に調整されたウェーブガイドを備え、リアチャンバーが厳重にダンプされていることが特徴。色付けや歪みを排したクリアな高域再生を実現している。端子はバナナプラグ、 Y ラグに対応。最上位モデルの「R700」 のみがバイワイヤリング仕様となっているより深く強い低域再生を生む、特許取得のバスレスポートバスレフポートには特許技術であるX-Portを採用。これは、精密に調整された1組のクローズドパイプ・アブソーバーを形成している。キャビネットとポートの不要な共振を排除するために採用された独自の特許技術“X Port”。 精密に調整された一組のクローズドパイプ・アブソーバーで構成され、中低音域に最も効果的に作用する。Reserve シリーズのすべてのバスレフポート付きモデルに搭載さらにフロア型の「R600」と「R700」については、こちらも特許取得済みのPower Port2.0を採用。前述のX-Portの技術を活用しつつ、空気の流れをよりスムーズにし、一般的なバスレフポートに比べてより深い低域エネルギーを高い出力レベルで再現することを可能とした。なお、「R600」「R700」は、このポートチューブと一体成型となった4点支持のアルミベースを底面に搭載している。「R700」と「R600」に採用されている“Power Port2.0”。新開発の“ X Port” と 組み合わせた同社が特許を持つ独自のバスレフポート技術。一般的なバスレフポートに比べより深く高い出力レベルの低域を実現。ポートチューブのベースはアルミニウム製。限りなく床に近い位置にレイアウトすることにより、音響特性と美観を追求すべてのリザーブ・シリーズには、マグネット固定式のスピーカーグリルが付属。キャビネットの仕上げに応じてグリル色が異なり、ブラウンとブラックの仕上げにはダークグレーのグリル、ホワイト仕上げにはライトグレーのグリルが添付される。ハイト・モジュール「R900」(77,000円/ペア・税込)もラインナップ。天井の反射を利用して上方向からのサウンドを再現し、立体的な音響空間を作り出す 。「R100」以外のReserve シリーズのスピーカーの上に置いたり、壁に掛けて使用することも可能●ブックシェルフ型「R100」:響きを効果的に活用、分解能や質感は格別ブックシェルフ型の「R100」<<●フロア型「R500」:どっしりとした豊かな低域、鋭くて速く、滑らかな音色フロア型の「R500」フロア型の「R500」は、背面にX-PORT式バスレフポートを備えたモデルで、さすがにブックシェルフ型では厳しかったどっしりとした豊かな低域を味わわせてくれる。ダブルウーファーならではという印象だが、カットオフ周波数を変えたスタガー動作でドライブされており、レスポンスも鋭くて速い。スリムなトールボーイ型なので、エンクロージャーの回折現象もうまくコントロールされているのだろう、クイックな中低域が繰り出されてくる。女性ヴォーカルにはそこはかとない色艶があり、厚みのある音像フォルムだ。クラシックは独奏ヴァイオリンをくっきりと浮かび上がらせ、しなやか、かつ滑らかな音色に感じる。日本の住宅事情を勘案した時、このサイズのトールボーイ型は大いに魅力的だ。●フロア型の最上位「R700」:ローエンドの厚みが別格、バスレフポートの効果は絶大フロア型の最上位「R700」最上位機の「R700」は余裕綽々の鳴りっぷりで、ローエンドの厚みの充実がいい。ジャズのアンサンブルが重厚に響き、リズムセクションの安定感が実感できた。オリジナルのバスレフポートが効果絶大だ。ハーモニーの色彩感も素晴らしく、ドライバーユニットの音色が統一されている印象を持った。最も印象的だったのがクラシックで、立体的な奥行き感とスケール再現、独奏ヴァイオリンの精緻な描写は、とても満足度が高い。かつての印象はどちらかというと大らかで、重箱の隅を突くような聴き方には向かなかったポークオーディオだったが、最新のそれは、ハイファイスピーカーとして今日要求される諸条件をきっちり満足していることがわかった。今後の展開が楽しみな再上陸だ。
本記事は季刊オーディオアクセサリー vol.182 AUTUMNからの転載です。本誌の詳細および購入はこちらから
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